資格やスキルを活かした起業方法 – エイム・フルフィー

このままの働き方でいいのかなと悩んだときに、何を仕事に出来るかを考えますよね。
その時に思い浮かぶのは自分が持っているスキルや資格じゃないですか？それを使ったら何かできるのではないかと思ったりしますよね。あるいは、起業するために○○の資格を取ろうと考えることもしますよね。

だけど、それだけで私は起業できませんでした。（私の起業ストーリーはアメブロに書いています。）資格やスキルだけでは不十分なのです。目に見える技術の方が分かりやすいですが、実はもっともっとあなたにしか出来ない、やりがいのある仕事をするのに大切なことがあるのです。

それはね、あなたの経験、特性、やりたいことなど、あなたの強みを活かした起業です。それこそが、あなたにしかできないし、差別化できるビジネスになるのです。その方法をステップを踏んで書いていきますね。

資格やスキルはビジネスになるのか

看護師になるのに看護師の資格、タクシー運転手になるのに運転免許など、資格がないと働けない仕事の場合は、資格やスキルだけで仕事が出来ます。しかし、自分で新しくビジネスをはじめるときは自分で商品を生み出す必要があります。その時に資格やスキルって出来ることの一つにすぎません。商品になるわけではないのです。

インテリアが好きで、それを活かした仕事をしたいから、インテリアコーディネーターの資格を取れば起業できるかしら？

答えはイエスであり、ノーでもあります。どこかの会社に入るのなら、インテリアコーディネーターの資格が条件の求人はあるかもしれませんね。しかし、自分で仕事をするのなら、インテリアコーディネーターの資格を取ったから仕事に繋がるとは限りません。

なぜなら、ビジネスはお客様のお悩み解決です。インテリアコーディネーターの資格を使って、あなたが何が出来るかというのがポイントになるのです。

この何が出来るか？の部分にあなたのセンスや強み、魅力や経験、いろんな要素が足されるのです。逆にそれがないと、何万人？といるインテリアコーディネーターの一人になり、経験の浅い人に仕事はなかなかまわってきませんよね。

そうなると、資格やスキルだけではビジネスは難しくなります。しかし、資格やスキルにあなたの強みをプラスすることで、ビジネスになるネタが見つかるのです。

資格に足せる強みとは

強み発掘のワークなど、強みを見つける方法はいろいろとありますが、それはあなたの強みを知るだけで終わってしまいます。ここでは、ビジネスになる強みを見つけたいのです。

では、それはどのように見つけたらよいでしょうか？
ビジネスとはお客様のお悩み解決と書きましたよね。ということは、あなたの活かせる強みも、その視点で考えます。考えるにあたって必要なポイントを見ていきましょう。

誰の悩みを解決したいですか？

よくターゲット決めが大事だと言われますが、具体的な人物像を細かく定めないと悩みは出てきません。ターゲットを30代女性としても悩みは絞れません。絞れるレベルまで掘り下げていきます。

例えば、料理の先生になりたい方が30代の女性をターゲットに決めるとします。しかし、同じ30代女性の中でも、以下のような違いが出てきます。新婚さんなら「今まで料理をしてこなかったので、料理が分からず美味しい料理が出来ずに困っている。」、独身女性なら「外食ばかりで栄養バランスが悪いので自炊したいけど難しくて出来ていない。」、子供がいる女性なら「栄養価の高いものを食べさせたいけど、ゆっくり料理している時間はない。」など、ターゲットによって悩みは変わってきますよね。

そうなると、30代女性だけでは不十分なのです。もっと具体的に誰のどんな悩みを解決したいのかを明確にする必要があるのです。

ターゲットを決めたり、絞る時に、こうゆうことに悩んでいる人なら私は助けられるっていう考え方も有効です。

この考え方だと、資格がどうとか考えずに、自分が自然と出来ることが出てくることがあります。自分の経験って実は大きな強みなんですよ。子育て経験者が子守できるよみたいなことです。保育士の資格を持っていなくても、親戚や友達の子どもを少し見ておくことは難なくできますよね。これも経験です。

そのように自分の経験が活かせることもよくあることなのです。仕事では経理しかしてこなかったけど、パソコンは得意なので、友人にホームページを作ってあげたみたいなことも資格というより、経験で得意なことがあったということですよね。

とはいえ、出来ることは何でも仕事にしたらいいというわけではなくて、あなたがやっていてやりがいを感じるかどうかも大切になります。それを頼まれたら嬉しくない！というのは除外しましょうね。ビジネスにしても仕事が来たら嬉しくないものになってしまうからです。なので、誰に対して悩み解決をしてあげたいかを考えてみましょう。それがターゲット決めにもなるのです。

どんな状態にしてあげられますか？

ターゲットを決めたら、その方の悩みを解消して、どんな状態に出来るかというのを明確にしてみましょう。

例えば、上記にあげたホームページを作るに関して言えば、どんな状態とはホームページが出来るという状態ではありません。ホームページが出来たことで相手が得られるベネフィットのことを言います。

問い合わせが増えた。紹介するツールが出来て、紹介してもらえるようになった。検索で出てくるようになってお客さんが増えた。などなど、それが出来たことで得られるベネフィットを明確にします。

得られるものが見えるとお客さんは欲しくなります。そのためにもベネフィットを明確にすることが大事なのです。どんな状態かを考える時に、お客さんが得られるベネフィットをあげてみましょう。

そのために何をしますか？

最後にベネフィットが得られるようになるために、あなたが何をするかを明確にします。

例えば、3か月で5キロ痩せますと言っても、そのために何やるの？って気になりますよね。それと同じように、それを得られるために何をしてもらえるのかをお客さんは気にします。そこをしっかりと伝えられるようにしておきましょう。

これをやることで、お客さんに伝えられるというだけではなく、そのためにあなたが出来ることが自然と出てくるのです。お客さんを理想の状態にもっていくために、私ならこうするということの中に、あなただからこそ出来ることが眠っていることがよくあります。そこを知るためにも有効な質問になります。

自分の強みや出来ることって自分では気づけないものなのです。しかし、何をしますか？と聞かれたら出てきたりするのです。なぜなら、お客さんにサービス提供することを頭の中でシミュレーションするわけですよね、そうすると、お客さんをイメージしているので、目の前のお客様のために出来ることが自然と出てくるのです。

自分の価値を認識することが一番大事

上記のポイントを掴むとビジネスの骨組みを作ることが出来ますし、売るための商品を作ることもが出来ます。

しかし、どれだけ魅力的な商品を作ったとしても、それを売らなければビジネスにはなりません。売る段階で実はもう一つハードルが出てくるのです。

セールスが苦手

ってやつですよね。いやね、宣伝の段階で商品の魅力をアピールできていれば、セールスはしなくて済むのですが、商品の魅力をアピールするというところが苦手な方が多いです。
謙虚すぎると、これが出来なかったりします。だからこそ、自分の魅力、商品の魅力をしっかりと腑に落とすことが大事なのです。誰かがこう言っていたからではなくて、これは有効なんだって自分自身が納得することが必要なのです。

自分が魅力を感じない商品を売ることなんてできますか？
こんなの効くわけないと思っている美容サプリを売ること出来ますか？詐欺師以外は無理ですよね。だけど、人間って、これはいいって思うものって自然と人に勧めるものなのです。
美味しいスイーツを見つけたら、大切な人に食べさせたいと思うし、手荒れに最強なクリームを見つけたら、手荒れに困っている友人に教えたいって思ったりしますよね。

自分の商品もそう思えることが大事なのです。私も、私のセッションを受けたらビジネスうまくいくじゃんって思う人には、受けないともったいないって思いますもん。逆に必要ないって方には勧めたいとも思いません。このように思える状態になる必要があります。ターゲットの方に勧めたいと思えることが大事なのです。

そのためには、自分の持っている価値や魅力を把握する必要があります。そこに必要なのは第三者目線です。お客さんも第三者ですよね。あなたが当たり前にやったことが、お客さんにとってはものすごくありがたいことって沢山あるのです。だけど、あなた自身は当たり前にやっているので、価値があるって気づきにくいのです。しかも、あなたが受け取り下手だと余計に感謝の言葉をあなたの価値に変換できないのです。だからこそ、そこを言語化してくれる人に発掘してもらうのが近道ですよ。