起業してモチベーションが下がる3つの理由と解消するための質問

やりたいことがあって起業したのに、モチベーションが続かず、やる気が下がってしまって悶々とすることないですか?

常にモチベーションを高く保つ必要はないとは思います。上がったり下がったりするのが人間ですからね。とはいえ、モチベーションが下がったまま時間が経ってしまうと行動できなくなって、やりたいことの実現が遠のいてしまうから、それは避けたいですよね。

では、どうしたら高いモチベーションが維持できるのか?!その方法と有効な質問を紹介しますね。

なぜモチベーションが下がるのか

そもそも、「やりたい!」って気持ちになった時は、モチベーションが高かったのではないですか?だからこそ、起業して頑張ろうって思ったのだろうし行動してきたのではないかな?!

それなのに、なぜ、モチベーションが下がってしまうのでしょうか?そこには必ず理由が存在しています。コーチングセッションをしているとこの理由が見つかりますし、その理由も大体同じようなものだったりするので、参考になるかと思います。

1.ドリームキラーの存在

あなたが何かをやりたいと言った時に、「それは難しいよ。」「そんなの無理でしょ。」「止めた方が良いのでは?!」「こっちの方が無難で安心だよ。」「わざわざリスクをとらなくてもいいのでは?!」などなど、言われることないですか?
あなたを心配してのことかもしれませんが、これはドリームキラーと言って、夢を邪魔する人たちの言葉です。

大谷翔平選手は分かりやすいですよね。二刀流なんて無理だって何人に言われた来たことでしょう。だけど、やったことない人に無理と言われる筋合いはないですよね。やりたい!という強い思いを持ち、それを実現させるためにどんな努力も惜しまず人一倍努力してきたからこそ、前人未到の偉業を成し遂げているわけです。無理ではなかったですよね。彼がすごい人だから出来たのではなく、(生まれ持った才能がないとは言いませんが・・)彼がすごい人になるために頑張り続けてきたからこそ達成したわけですよね。

なので、無理かどうか決めるのはあなた次第なのです。しかし、人間は周りの声に左右されがちです。無理だ無理だと言われると無理だと思うようになってしまうのです。すると頑張る気持ちは消えていってしまいますよね。

2.目の前の課題に集中して目的を見失っている

目の前の課題が出てくると、それをクリアしようとして、”何のためにやっているのか”、”やることでどうなるのか”、という夢やゴールや目的を見失いがちになります。

例えば、金メダルを獲るために厳しい筋トレをしていると段階だとする。その時に筋トレがうまく出来ないと、なんで筋トレがうまく出来ないのか、なぜやっても変化がないのか、など、筋トレをやることに頭がいってしまって、金メダルを獲ることや金メダルを獲った時の気持ちや、金メダルを獲る目的を見失ってしまうみたいな感じかな。

金メダル獲りたい!って気持ちよりも、筋トレをやらなきゃってなってしまうとやる気は下がっちゃうよね。

本来は心からやりたいことをやるためのプロセスなのに、プロセスにばかり集中してしまって義務感が出てきてしまうと、やりたいことをやっているという認識がなくなるからモチベーションは下がりがちになりますよね。

3.やることが自分の意志ではない

自分がやろうとしていることが、人から○○した方が良いよなどと言われたことだとモチベーションが下がりがちです。実際にクライアントさんもこの理由からモチベーションが下がっていることにセッションで気づかれました。なぜ気づかなかったかというと自分は起業に向けてやりたいことをやっていると思っていたからです。しかし、深掘りしていくとモチベーションが下がってきたタイミングが人から○○した方が良いよって言葉に振り回され始めたときだったのです。自分であれもやりたい、これもやりたいって夢があるにも関わらず、親切という鎧を着たドリームキラーがあれこれアドバイスをしてくるわけですよ。しかも、それが本人のやりたいことに繋がるとは思わないことも・・・でも、親切にしてくれるからついつい聞いちゃうわけですよ、そっか、そうしたらいいのかなって。それで自分がやりたくないことでいっぱいになってしまったわけです。自分がやりたい!やるぞ!って決めたことならモチベーション高く出来るけど、人に言われたことはやらされている感が発生するのでモチベーションは下がりがちですよね。

モチベーションを上げるのに有効な対処法

3つの理由があることが分かりましたが、ではどうやってモチベーションを上げていきましょうか。セッションでは理由を明確にして対処していきますが、自分でもできる方法についてお伝えしていきますね。

何はともあれ大事なのが、自分軸を明確にすることです。

起業したときの想いが必ずあると思うのです。なぜそれをやりたいと思ったのか、やることでどうなりたいのか、世の中にどのように貢献したいのか、あなたの心の奥底にある熱い思いがあるはずなのです。それを顕在化しましょう。

なぜ、その仕事をしたいと思いましたか?
それをやっている自分を想像するとどんな気持ちになりますか?
あなたがそのサービスを提供したらお客さんはどうなると思いますか?
あなたがその仕事をすることで世の中を少しでも良くなるとしたら、それはどんなことですか?

このような質問を通して自分の想いを明確にしてみてください。きっと何か想いがあるはずなのです。それを顕在化することで、自分はこうしたい!っていう気持ちが強く見えてきます。

あなたの想いを大切にすることでドリームキラーに何を言われても「やるぞ!」っていう気持ちでいられます。周りの人の言葉に限界を決められるなんて自分の人生を生きていないですよね。周りの人はあなたの限界を知りません、あなたのやりたいことを実現した人でもありません。右から左に聞き流せる自分軸を持ってくださいね。

次に大事なのが、常に目的を意識することです。

目の前に課題が現れるとそこに意識がいってしまうものです。私も起業初期によく経験しました。だけど、何のために?って意識をすることで、やりたいことを実現するために自分はやっているのだと思えるのです。

今やっていることは何のためにやっていますか?
それをやることでどうなれるのですか?
それをやることで何が手に入りますか?

本来の目的やゴールやビジョンを描くと、そうだった!そのためにはやるぞ!って気持ちになれることが多いです。熱い思いをもって始めた気持ちを思い出してみてくださいね。

最後は、自分の意志で進めることです。

せっかく起業したのに、人の言いなりになってしまっていませんか?もちろん、周りのアドバイアスを聞いたりするのは有効ではあります。やり方を知らないでやるより知っていた方が早く進めるからです。しかし、それは自分がやりたいことを成し得るのに必要なことだけを取り入れるためのものであり、人のやり方を真似するものではありません。アドバイスしてくれる方と全く同じ人間ではないので、やりたいことも作りたい世界も考え方も違うわけです。なので、知識に振り回されるのではなく、知識を利用するという認識でいることが大事になります。

例えばセミナーをやりたい。集客をどうすればいいか、キャッチコピーの作り方はどうしたらいいのか、これを聞くのは良いと思います。マーケティングの知識は有効ですからね。しかし、これにしなさい、これでやりなさい、となってしまっては自分の想いは入れられません。自分の想いを伝えるためには、どうすればいいのか?の部分だけを取り入れればいいのです。

今やることはあなたのやりたいことですか?
それをやることに義務感はありませんか?
それをやることであなたらしさは届けられますか?

やりたいって気持ちになって進めてますか?

いくつか質問を入れたので、使ってみてくださいね。本当にやりたいことをやる時ってモチベーションは上がるものです。自分が心からやりたいことはエネルギーが湧くものなのです。
やりたいと思えなくなっていることがモチベーションが下がる原因です。やりたいことは誰が止めたってやるのですから(笑) 今一度、自分の想いを明確にして、やりたいと思いながら好きなことを仕事にしていきましょうね。