起業塾でうまくいかない~起業の沼から抜け出す方法


好きなことを仕事にして、自由に働きたいと思って起業したのに、うまくいかなくて沼にはまっているなんてことはないですか?最近はこの手の相談も多いです。

なんか疲れてしまった、何のためにやっているのか分からない、せっかく意気込んではじめたのに、目的が見えなくなってしまったり、ぐるぐる考え込んで抜け出せなくなったり、どうしたらいいのか分からずに途方に暮れてしまったり、起業疲れしていませんか。

でも、諦めなくて大丈夫。ちゃんと抜け出す方法があります。その方法について順を追って書いていきますね。

好きなことをはじめたのに、なぜ沼にはまるのか

好きなことをやりたい、家族との時間を大切にしたい、自分の好きなように生きたい、やりがいを感じて働きたい、自分の存在意義を感じたい、そのような理由で起業する方も多いですよね。

私も好きなこと、やりがいを感じることを仕事にしたいと思って起業しました。

好きなことをやって、楽しく働けている人と、起業の沼にはまる人の違いを見ていきましょう。

起業の沼にはまる方は好きなことを仕事にしようと思っていますが、自分がやりたいことをやっていません。具体的な事例をあげて説明していきますね。

Aさんはカウンセリングを仕事にしたいとしますよね。そうするとカウンセリングをお客さんに提供するために何が出来るかを考えます。そして、起業塾などで、カウンセリングを売るための商品づくりをします。この段階でこうした方がいい、ああした方がいいというアドバイスが入るのです。その際に自分の想いを反映できれば良いのですが、自分の軸があいまいだったり、コンサルさんがこの方がいいっていうから反論できなかったりして、自分が売りたいと思えるものにならないということが実際に起きています。

そう、やりたいことを仕事にするけど、それを売るためにやりたくないことをやることになっているのです。なので、やりたいことを仕事にしたい=やっていることはやりたくないこととなって、結局はやりたくないことをやるという「何やっているだろう私?」という気持ちになるのです。

しかも、やりたくないので行動が進まずに成果が出ないので、自分を責めてしまって自信を無くしてさらなる沼にはまるのです。

そうなると、起業に対するワクワクや楽しさが見えなくなってしまうのです。

沼から抜け出す第1ステップ

楽しくないことをやっていると、やりたい気持ちはどんどん下がってしまいますよね。
だからこそ、起業に対する期待やワクワクがあった初心を思い起こす必要があります。
そこで有効な質問を紹介します。

なぜその仕事をしたいと思ったのか?

起業したいと思った理由や、その仕事を選んだ理由が大事になります。誰かを幸せにしたい、誰かを救いたい、誰かの役に立ちたい、そのような想いがあったはずです。高額商品を作る、売上を上げる、など、ビジネスにするためのプロセスに頭がいってしまうと、目の前のやることに精一杯になってしまいがちです。しかし、起業したいと思った時に、考えていたあなたの想いが必ずあるのです。そこを思い返してみましょう。

あなたはお客さんからなんと言われたら幸せですか?

誰かの役に立てたら嬉しいですよね。誰かの役に立ちたいと思って起業したいと思ったのならば、それを提供して何と言われたいですか?「あなたのおかげで悩みが解決しました。」「あなたのおかげで希望が見えました。」「あなたのおかげで○○が手に入りました。」などなど、あなたが何かを提供したことで、何と言われることに喜びを感じるでしょうか。
これが仕事をするやりがいだったり、喜びだったりしますよね。その時の感情を考えてみましょう。そこにあなたがやりたいと思っていることを仕事にする喜びがあるのです。
何のためにやっているのだろう?と迷子になっている時は、何のためにやりたいと思ったのかと考えてみることは非常に有効です。

自分自身への質問を通じて、自分の起業する意味を明確にしていくのです。
起業して目の前の課題をやることが目的ではありません。起業したいと思った目的や理由が必ずあるわけです。そこの中にワクワクするものがあるのです。

しかし、それが見えなくなっていることで沼にはまっている可能性があります。何かやるのではなく、自分と向き合うことが何よりも大切になります。

とはいえ、沼にはまっていると視野が狭くなっている可能性があるので、その時は誰かを通じて自分と向き合うことをお勧めします。私のコーチングを受けたクライアントさんたちは、「光が差しました」、「沼から抜け出せそうです」、「可能性が見えました」、「方向性が見えました」、「やりたいことをやっていいんだと思えるようになりました」、「自分の想いを大切にしてもうまくいくことが分かりました」などと感想をおっしゃっています。

専門家の力を借りて自分と向き合うのは非常に有効なので活用してくださいね。

沼から抜け出す第2ステップ

第1ステップでは、自分が起業したいと思った気持ちの原点に立ち返る重要性をお伝えしました。それが明確になったら、それを実現できる方法を考えていきます。

自分が何のために起業するのか、起業して何を得たいのか?それらを手にするために、何をするのか考えるのが次のステップになります。

起業の沼にはまっていると、私には起業は無理かもと自信を失っている可能性が高いです。しかし、それはやりたくないことをやらなければならない環境での行動のストップが原因であって、あなたのサービスの内容やあなたの人格に問題があるわけではないのです。

あなたがお客さんを幸せに出来るものを持っているのだから、やりたいと思ったわけです。そこには自信をもって大丈夫なのです。単にやり方が分かっていないというだけなのです。

起業塾で言われたやり方しか方法がないと思っているのが沼のはまる理由の一つです。しかし、山に登る方法が幾通りもあるように、起業で成功するという目標に向かって進む道は1つではないのです。それしかないと思うと、出来なかったので無理と思いがちですが、あなたに合ったやり方で進めば出来るのです。

もっと自分の可能性を信じていいのです。やりたいと思えるやり方で進める方法はいくらでもあります。その一つが、あなたの強みや特性を活かしたやり方をするということです。あなたのやりたいと思った気持ちを活かして進むのです。それなら、やりたいという気持ちを維持しながら進めるのです。それは、誰かにこうしなさいと言われたやり方ではありません。自分でこれをやってみようと思えるやり方です。

そのやり方を見つけるのに、自分の軸や本当の願望などを明確にする必要があります。また、自分の強みや魅力を知る必要もあります。自分を知るということは、実は起業するときに非常に重要な要素になるのです。

なので、自分を知って、自分に合ったやり方を見つけることが次のステップです。
これが見つかると「やりたい!」って思えるのです。このような場面に何度も立ち会ってきました。どんな方でも「やりたい!」と思えるやり方があります。それを見つけていきましょう。

自分を知る、自分に合ったやり方を見つける。これを一人でやるのはかなり難しいです。沼にはまっている時は余計に客観的に自分と向き合うのは困難です。その時は専門家の力を借りましょう。第1ステップと第2ステップ、どちらも1回のセッションで見つけられますよ。

せっかく想いをもってはじめた起業、しっかりと形にしてみてくださいね。応援しています!

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