
「診断を繰り返しても動けない」状態を卒業したい方へ。強み診断を受けても「結局どう活かせばいいの?」「やりたいことは分からないまま…」とモヤモヤすることはありませんか?
これは“あなたの理解不足”ではなく、強み診断がそもそもカバーしていない領域があるからです。本記事では、強み診断の限界と、やりたいことを見つけるために本当に必要なプロセスを解説します。
強み診断で多くの女性がつまずくポイント
強み診断をやる目的って何ですか?おそらく多くの方が働き方を変えようと思う時に、受けようとしませんか?転職時などによくやりますよね。なので、強み診断をする時って、自分に合った仕事を見つけることが目的になっていることが多いですよね。
それなのに、診断を受けても自分に合った仕事が見つからないとなると、自分のキャリアをどうしていいか分からなくなり、キャリア形成の方向性が見えなくなってしまうのではないでしょうか。でも、安心してください。見つからなくて当然なのです。
そもそも診断ものってあなたのタイプを分けることに過ぎないのです。いろんな質問に直感的に1-5とかで答えていくことで、あなたの思考の傾向が分かって、それに合った職業例が導き出されます。「あなたは○○なタイプです」、「△△な職業が向いています」みたいに結果が出てきますよね。統計的な分類で、自分の傾向が分かるだけで、「なるほど」と思うところで終わりがちなのです。
そうなると、具体的に何をしたらいいのか見つからず、動き出せず、強み診断をしたのに、何も変わっていないと自己嫌悪に陥りがちです。でも、考えてみてください。診断で、人に教える仕事が向いています⇒「そうか、教師になろう!」って簡単にはならないですよね。もしも、そうなるのなら、もともと教師をやってみたいという願望が潜在的にあったからなのです。
自分がすでにやりたいと思っていることがあって、それが診断結果に出てきたら、背中を押してもらえて、やろうとなることはあっても、やりたいことが分からない状態で診断をやって、分類だけで、それをやろう!とはなかなかならないのは当然だと思いませんか?
ということは、自分の中に潜在的にでも願望があれば、強み診断は後押しをしてくれますが、何をやりたいのかが全く見えていない状態で強み診断をしても、これをやろうと思う具体的なものが見えてこないのです。なので、強み診断をしたのに、何も動けないと嘆く必要はありません。強み診断ではカバーされていない領域を見ることで、やりたいことは見えてきます。
ということで、強み診断ではやりたい仕事が見つからない理由とその対処法を見ていきましょう。
強みが分かっても、やりたいことに繋がらない理由
そもそも、強みが分かれば、やりたいことが見つかるということが間違っているのです。というより、強みというものがあまりに広く捉えられているので、そうなっているのです。診断で見えるものは、広い捉え方での強みだと考えます。強みの分類と言うか、方向が見えるだけなので、診断で見えた強みがやりたいことと必ずしもリンクしないという現象が起きてしまうのです。
強みは「できること」という勘違い
例えば、経理の仕事を長くやってきた方は、経理の仕事に関しては簡単に出来るから、そこが強みだと把握しがちです。簡単に出来るという部分では一致していますが、他の2つのEに当てはまるかは分かりませんよね。ただし、一般的には、簡単に出来ることが強みと思いがちです。
他の記事で強みの定義を記載しましたが、ここでも他の2つのEが何か分かるように転記しておきますね。
CSの普及促進を担う米国オハイオ州の非営利団体、VIA Institute on Characterのライアン・ニーミック博士は、「強み」の特徴をシンプルにわかりやすく、3つのEでまとめています。
◆Essential(本質的): その「強み」を発揮しているとき、自分らしく感じ、本来の自分だと感じる。今、ありのままの自分、というのが時代の流れとしてとてもフォーカスされています。
◆Energized(エネルギーがわくこと): 「強み」を発揮しているとき、エネルギーが満ちる感じがする。やればやるほどやりたくなる!モチベーションがどんどん上がる!そんな状態です。
◆Easy(簡単):その「強み」を発揮することは自分にとって簡単であり、ほとんど無意識で行える。自然にできてしまう。で、他の人からはすごい!と言われること。
これら3つのEがすべて当てはまる行為が、自分にとっての「強み」です。
強みを見つけるためには、本来は他のEも見るのですが、診断で見えるものは表面的なものになってしまうのです。なぜなら、質問に対して、数値で回答するもので見えるものは断片的なものになってしまうからです。
自分の得意なことが見えてきて、私はこれなら出来るわと見えたところで、それがやりたいことと繋がるとは限りません。考えてみると、私自身も出来ることから探した時には本当にやりたいことに出会えませんでした。今なら理由がハッキリと分かります。「できること」と「やりたいこと」はイコールではないからです。そうなると、強み=できることと捉えていると、やりたいことを見つけることは難しいことは分かりますよね。
やりたいことは「心が動くこと」
やりたいこと=できることではなく、やりたいこと=心が動くことなんです。
例えば、そのことについては、誰に頼まれていなくてもいろいろと調べてしまう、それをやっていると時間を忘れてしまう、それをやっていると楽しくなる、そのことについて話しているとエネルギーが上がってくる。そのように、やりたいことは心が勝手に弾むものなのです。
クライアントさんと話していると、急に饒舌になったり、エネルギーが高まっているのを感じることがよくあります。私自身も、やりたいことに関して想いを語っていると、熱いですねと言われることもあります。そうなのです。やりたいことに関して、興味を持っていることに関して話すときは、人はエネルギーが高くなるのです。本人は気づいていなかったとしても、聞いている側から見ると、伝わってくるものがあるのです。
そのような熱い想いを診断では読み取れませんよね。そもそも、そのような想いを話す機会がなく、その気持ちが湧き出てくることがないので、心が動くような、エネルギーが高まるような状態になることが出来ないのです。
自分の想いを語る場所や機会がない中で、自分の中に眠っている情熱の種を見つけることは、非常に困難なのは当然のことです。診断シートに答えていくだけでは、心が動くような自分の中に眠っている熱い想いを引き出すことはできません。そうなると当然、やりたいことを見つけるのは非常に困難になるのは想像できますよね。
診断だけでは掘り起こせない3つの要素
診断だけでは掘り起こせないけど、自分の強みを見つけるのに必要な要素はどんなものがあると思いますか。以下の3つのものがあげられます。それが分かれば、自分の強みややりがいのある仕事を見つけることが出来るのです。
1つ目は、潜在願望
顕在ではなく、潜在です。そう、自分では気づいていない願望です。
今まで、我慢してきたり、こうした方がいいと正解を探していたり、レールを敷かれてきた場合は、願望が余計に分からないケースが多いです。特に「べき」思考の方は、なかなか願望が出てきません。なぜなら、自分の願望を出しても叶わないという体験をしてきているので、願望は出さないようにしてきたからです。叶わないものを望むのは傷つくだけ、虚しくなるだけ、そのように思っていると、願望にフタをすることを覚えます。
学習性無力感に関するノミの実験を知っていますか?心理学でよく利用される寓話ではあるのですが、(実際は犬での実験などがあるようです)ノミは本来自分の体長の100倍以上飛ぶと言われています。しかし、フタをした瓶に入れられて、飛べない状態にされていると、フタに何度もぶつかって、痛いとか、それ以上飛ぶのは無理という学習をしてしまい、その後、フタを開けても高く飛ばなくなるという話です。
願望も同じで、どうせ言っても無理という学習をしてしまうと、自分の願望を出さない方が安全と思ってしまい、自分の願望が見えなくなってしまうのです。
それ以外でも、そんなこと言ったら恥ずかしい、叶わなかったらダサい、今さら、そんなの無理だなどと思っていると、自分の願望を出すことをしません。しかし、そういった枠を外したところに自分の真の願望が眠っている可能性が高いのです。
自分の可能性が分かっていないと、自分が出来ると思うことの中から願望を探そうとしがちです。しかし、本来持っているポテンシャルは、自分が出来ると思っている外にあるのです。私自身もそうでした。出来ると思っていたことの中には本当にやりたいことはありませんでした。
なので、自分が決めてしまった固定観念や、自分が無意識にしている制限を外した先に潜在願望が隠れているのです。それは、診断では見つけることが出来ません。制限を外していくことで見えてくるので、診断をする段階で、潜在願望を見つけることは、不可能に近いです。
2つ目は、具体的にやりたいこと
診断で見えるのは、タイプ分けみたいなところまでで、実際にやりたいと思っていることの詳細までは分かりませんよね。このような職業が向いていますとなっていても、それが具体的にどれなのか、何なのかまでは分からないですよね。そして、それをやることで得たいもの、感じたいことは全く分からないですよね。
そうなのです。具体的にやりたいことが分かってからはじめて、人は行動に移したいと思うのです。例えば、「冷たいものを欲している。」という段階では買うという行為には至らない。しかし、「ハーゲンダッツのバニラアイスが欲しい!」って思ったら、買いますよね。それと同じで、具体的に欲しいもの、やりたいことが分からなければ、行動に繋がらないのです。
診断では、具体的にやりたいことの言語化は出来ないので、やりたいことが分からないまま中途半端な状態から抜け出せないのです。
3つ目は、可能性を狭める心のブレーキ
実は多くの方が、思考する上で勝手に枠を作ってしまっています。これは無理だと思っているものは選択肢から排除してしまっているのです。ただ、その事実に本人は気づいていません。なぜなら、それは、無意識に作っている自分の可能性に対する枠だから。
例えば、オンラインで洋服を購入する時にトップスを探していて上限を1万円と設定したとします。そうすると、1万円以上のものは表示されませんよね。だけど、実は本当の欲しいものが11,000円であるかもしれません。しかし、表示されないので、本当に欲しいものに出会えないのです。枠を設定するとはそうゆうことです。
上記の例は自分で意識的に設定をしていますが、思考の可能性の枠は無意識に設定しているので、設定していることも、設定していることで見えなくなっていること自体も気づくことが出来ないのです。しかし、それが分からなければ、枠の外に出ることが出来ず、本当にやりたいことが見つからないのです。
やりたいことを見つけるために必要なのは“対話”
では、どのようにしたら、本当にやりたいことを見つけることが出来るでしょうか?
上記の3つの要素を知るために非常に有効なのが対話です。具体的に言うと、質問を受けて、自分の中にある潜在意識を引き出すという作業をしていくのです。人は基本的に自分のことを話したいものです。自分に関心を持って聞いてくれる人がいれば、話したい生き物なのです。
私の周りにいる社会の中では大人しい人でも、子どもも大人も、私にはいろいろと話をする人が多いです。なぜかと考えてみたら、私は人のことを否定せずに関心を持って聞くからだと分析しました。みんな、話をしたいのです。ただし、誰にでも話すというわけではなく、否定せずに関心を持って聞いてくれる人がいて、質問をされることで、口から自然と、どんどん話が出てくるのです。そして、話しているうちに、自分の中にあるいろんな思いに気づくことが出来るのです。
セッションの中で聞くあるあるが、「話していて気づいたのですが・・」「言っていて思ったのですが・・・」という言葉です。私自身もコーチと話しているうちに気づくことが沢山あります。人と話すことで、自分の潜在意識が言語化されていくのです。言葉を発することのない診断では決して出てこないことですよね。
また、話している時の表情や声のトーンを拾えるのも対話の良さです。言葉と考えが一致しないことはよくあります。例えば、大丈夫ではないのに、「大丈夫」と答えることは案外多いのではないでしょうか?コーチはそれを表情や声のトーンで読み取ります。「○○したい。」「○○でいい。」と言っているけど、本心だと感じられないことがあります。その際は感じたことをフィードバックさせてもらいます。そうすると、そこに隠れている思いが明らかになるのです。
そのようなやり取りを繰り返すことで、真の願望や心のブレーキが見えてくるのです。深掘りなんて言葉がありますが、会話のやり取りを繰り返すことで深いところにたどり着けるのです。一方的な質問では見つからないことも、何度も往復する対話を通じて、深いところが見えてくるのです。そして、それこそがあなたの本当にやりたいことに繋がるのです。
ある答えが返ってきたら、その答えに対して質問をしていくことで、潜在意識に近づいていくのです。それは、会話のキャッチボールがないと出来ないことですよね。そして、核心になる心が動くことが見えた時に、人は饒舌になってエネルギーが湧いてくるのです。それが見えた時は、気持ちがグンと高まってやる気が一気に上がってきますよ。そして、行動したいという気持ちになるのです。
強み診断を受けたのに動けない・・・と嘆く必要はありません。あなたが動けなかったのは、本当にやりたいことにたどり着いていなかったからだけなのです。対話を通じて、本当にやりたいことを言語化していきましょうね。そして、もやもやから解放されて、わくわくした気持ちで前に進んでいきましょう。
まとめ
診断では分からない“本当のやりたいこと”は、対話の中で浮かび上がります。
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