起業ママの時間の使い方

小さいお子さんを持ちながら起業されている方って多いよね。
子供が小さいと自分の時間を確保するのってめちゃくちゃ難しいよね。
しかも、自分のペースで動くなんて不可能に近い。
子供がお昼寝しているすきになど、時間の隙間をうまく利用して何とかやりくりしている感じ。
だけど、予定通りにいくわけでもなく、イライラしたり、疲れてしまったり、焦ったりしちゃうよね。
そんな忙しいママさんだからこそ、時間の使い方って大事になるよね。
子育ても起業もうまくいかせるには時間の使い方って肝になるので、
起業と子育ての両立をしていくのに、知っておくべきことを書いていきますね。

起業に必要な時間

起業というと子育てとのバランスが取りやすいとか好きな時間に働けるとか
意外と良いところしかフォーカスされていないけど、それって本当かな?!

知りたいちゃん

起業すると時間を自由に使えて子育てとの両立がしやすいの?

実際に私は会社員と起業家と両方の働き方を子育てと両立しながら経験しているので、そこで分かったことがあります。起業すると時間は自由になるけど、逆にいつでも働けちゃうから、常に働いている状態にもなりやすいってこと。

私は子供が小さい頃は会社員だったので、基本は9時から17時まで働いていました。
そうすると、定時になると会社を出て仕事のことを忘れて家庭モードになれてたの。
保育園に迎えに行くときは、もう会社のことなんてすっかり頭の中から消えてたよね。(笑)
だけど、起業すると24時間仕事のことを考えている状態なので(好きなことを仕事にしているから嫌ではないんだけどね)仕事をいつでもしたくなっちゃうの。
実際に夜に家族でテレビを観ている時間にも、何か思いついたらパソコン開いて作業しちゃったり。
そんなことが可能なわけよ。だからこそ、自分で時間の管理をしないと、ずっと仕事していることになってしまう。起業は時間を自由に使えるからこそ、自分で区切りやルールを決めないとダラダラ仕事することになり家庭生活に影響が出るよね。



起業に必要な時間って仕事の内容、やることによって全く違ってくるから
何時間ですって言えないけど、子育てと両立するには確実に使える時間は限られているので、
なるべく効率的に時短で出来るような仕組みづくりは必要になります。

そして、起業に本当に必要な時間を考えることは家庭生活を円満に送るためにも重要です。

起業ママの時間管理

いつでも仕事できるからこそ、ママ起業家さんにとって時間管理は必須になるので、ただがむしゃらに起業を頑張るのではなく、きちっとしたプロセスを作ってから始める必要があります。

私のクライアントさんにお子さんがいらっしゃる方も多いけど、セッションを受ける前は時間管理に悩んでいたり、忙しくなりすぎて夫から文句を言われたり、起業に使う時間に関して悩みを抱えていた方もそれなりにいます。時間管理術とか手帳管理術とかも学んだ方もいるけど、それはあくまでスキルであって、その前の段階がないと、表面的なスキルで乗り切るのは難しいです。

子供がもっと大きければ、自分の時間がもっと増やせれば、という仮定の話をして、やりたいことを出来ていないことにストレスを感じている方からの相談もあるんだけど、今の状況を変えることは不可能なわけで、だとしたら、今の環境の中で出来ることを考えた方が建設的だし、ちゃんと今の状況をベースにやることを考えると有効な方法が見つかります。子供がかわいくないわけでもないし、子供との時間を取りたくないわけじゃないけど、時間がない余裕からないものを求めているだけだから。

起業すると個人事業主となるわけだから、ビジネスを運営するためにやることはたくさんある。
これやった方が良いよって話もたくさん聞く。集客法だって魅力的なのがたくさんあるから、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃって焦っちゃうよね。

時間が限られた中で事業を進めるにあたって、以下のポイントをしっかりとチェックしてやることで効率よく時短で進められるよ。

ゴールを明確にする
どこに向かっているの?いつまでにどうなっていたいの?それを決めていますか?
あるクライアントさんは、焦っていろいろと進めようとしていたんだけど、よくよく話を聞いてみたら本格的にビジネスをスタートできる時期が決まっていたの。それが1年後くらいだったんだよね。そうすると、本格的にビジネスをスタートできる時までにやるためには、いま全てやる必要がないことが分かったの。そして、今できる仕事に対して取り組むべきことが優先順位が高くて、その次のステップでこれをやってというのが見えてきた。
ゴールっていうのは、叶えたい夢や目標に日付を入れたもの。なんとなく「○○したいな」ではなく、「△月△日までに○○する」って決めること。それがあることで逆算してプロセスを作っていくことが可能になるの。その中で優先順位を決めて計画を立てていけるようになる。
そうすると、無駄なことをやらずに本当に必要なことだけに取り組めるよ。

やる必要があることを決める
ゴールが明確になったら、どのタイミングで何をやることでそのゴールが達成できるかプロセスが描けるようになるから、具体的な行動を決めることが出来る。ゴールにたどり着くために一番効果的なことが何なのかを見つけていくの。これを実践することでゴールが達成できると思ったものをリストアップしていき、それのステップを決めていく。

例えば、クライアント10名を翌月末までに獲得したいだったら、そのために何をやれば獲得できるかということをリストアップしてみる。同時進行するものもあれば、まずAをやってからBに進んでというプロセスを踏む必要があるものもある。それをちゃんと見える化することで、必要な行動の優先順位が分かっていま取るべき行動が分かるようになるよね。その厳選されたやる必要のあることを決めることで、いまやるべき行動が見えて、迷う時間が減ります。

やめることを決める
人間、今やっていることを手放すのって意外と勇気が必要です。しかし、忙しい中で起業を進めているのに、何でもかんでもやるなんて不可能だよね。疲弊しちゃうだけだし、家庭とのバランスも崩れちゃって、全員がアンハッピーになっちゃうよね。幸せを求めて起業したのに、家族との時間を大切にしたいと起業したのに、家庭がうまくいかなかったら本末転倒だよね。だからこそ、やっていることの断捨離は必要なの。クライアントさんにもやめることを決めてもらうことはよくあります。
そうじゃないと、成功するために必要な行動に時間を使えなくなって成果が遅くなるからね。

やった方がいいかなとか、誰かに薦められたとかでやっていることない?
また、すでにやってるからやめるのが怖くてやめられないことってない?

それってゴール設定をした後も本当に必要なことになっているかな?本当に得たいものを得るために効果的なものなのかな?例えば、インスタが良いと言われて情報発信を頑張っているけど、実はターゲットは年配の方でインスタでは集客は出来ないとか。集客はブログから出来ているのに、ホームページを作った方が良いと言われたからホームページを作るとか。戦略があってやるには良いと思うけど、そもそも自分が向かっているゴールにたどり着けない方法をやったりしていない?それとか、本当にやりたいことはAなのに、Bもできるし、Cもできるし、依頼も来るからBもCもやっているとか。
余裕があるなら良いけど、Aが本当にやりたいことなら、Aに導くような体制を整えない限りAをメインの仕事にしていくのは難しいよね。何で収入を得たいのか、何をメイン商品にしたいのか、だれをお客さんにしたいんか、しっかりとしたゴール設定をしていたら見えているはず。そしたら、必要ないことは見えるよね。勇気が必要でも、そこに必要ないものはやめちゃおうよ。時間がないママさんだからこそ、余計に必要な作業だよ。それをやったら、時間を効率的に使えて成果もはやくでるよ。

自分に無理をさせない
まず、自分が育児も仕事も頑張っていることはすごいことなんだという認識は持ってほしいんだよね。まだ足りない、もっと頑張れるって自分にプレッシャーをかけている方も結構いる。それが自分を追い詰めてしまっているケースも少なくないんだ。自分にもっとタスクを負わそうとしているんだよね。そうすると出来ていることを認めてなくて、出来なかったことだけにフォーカスして自分を責めがち。それはストレスに繋がるし実は成功を邪魔する要素になっちゃうんだ。マインドが整っていることは成功するのに大事なことだからね。
子供との時間も大切にしたいなら自分に鞭を打つのはやめること。今の状況下で本当にやるべきことに絞って自分に無理させないようにしてね。そうなると、イライラしたり疲れたりすることから解放されるよ

プロセスを明確にするメリット

ゴールを明確にしてプロセスをきちんと作っていれば、どこまで出来たかを簡単に見ることが出来るから、自分の成果を認められるようになるの。そうしたら、自分は進んでいるという実感を得られることが出来る。やみくもにやっていると目に見える成果でしか自分を評価できないけど、プロセスでも成長を評価できるようになって自信をもって進めることが出来るようになるんだ。

時間は誰にでも平等に与えられているもの、どのように使うかは自分次第。しかし、子育て世代は自分の思い通りに時間を使うことは難しい。だからこそ、無駄なく本当に必要なことに絞って最短で効率的に成果を上げることが大事なの。そのためには、ゴールから逆算したプロセスをきっちりと作ってみてね。そしたら、子育て中もしっかりとビジネスを行うことが出来ますよ。

自分を知るための質問シートは以下から入手できます。活用してみてね。